湘南平塚の法律事務所|城田法律事務所

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2014年05月22日(木)

飛行差し止め判決-第4次厚木基地騒音訴訟-

旗出し係の海渡弁護士と笠置弁護士旗出し係の海渡弁護士と笠置弁護士弁護士の城田です。

歴史的な1日でした。

第4次厚木基地騒音訴訟,昨日14時からの判決言い渡し,裁判長から,
「防衛大臣は,午後10時から午前6時まで,やむを得ないと認める場合を除き,自衛隊の使用する航空機を運航させてはならない」
との言葉が発せられました。

一瞬「・・・?」と耳を疑い,その後,背筋をゾクっと寒気が伝い(勝訴判決でこんなことは初めてです),事態が飲み込めてくると,原告の皆さんや弁護団のこれまでの苦労がどっと思い起こされ,熱いものが込み上げてきました。

普通に会話をしたり,寝ていたり,子供達が勉強したり校庭で遊んだり,そんな日常のなか,突然,耳をつんざくような爆音をまき散らして戦闘機が飛んでいく,しかも,機体の色や柄がはっきり見えるほど低空を,何機も連続して。
それっておかしいんじゃないか?という素朴な憤慨から,2007年の第4次提訴以来,訴訟に関わらせていただきました。

1976年の第1次提訴から実に37年,「高度に政治的」との理由で,司法が踏み込むことができなかったところに,初めて,裁判所が判断を示しました。
横田,嘉手納,小松など,他の基地訴訟にも,大きな影響を与えることは間違いありません。

また,今回,原告の数は約7000名,賠償認容額は約70億円,いずれも基地訴訟史上最多・最高額。

まさに「全国初」「史上初」の判決です。

ところで,判決文を冷静に読んでみると,厚木基地周辺の住民達は,航空機の騒音によって,睡眠や会話の妨害,学習などの精神作業に対する妨害,不快感,健康被害への不安を初めとする精神的苦痛を受けている,特に睡眠への妨害は健康被害へと直接結びつきうる深刻な被害であると。だから,国は損害を賠償しなければいけないし,夜間は航空機を飛ばしちゃいけないと。

当たり前のことを言っています。

静かな環境で暮らす,夜はゆっくり眠るという,人として当たり前のことが,航空機爆音相手には実現できなかったことが,そもそもおかしかったのです。

今回実現できたのは自衛隊機の飛行差し止めですが,住民が受ける被害は米軍機であっても全く同じ。
控訴審では,米軍機への飛行差し止めを必ず実現しよう!そんなことを原告団・弁護団の皆さん達と決意し合いました。

2014/05/22 07:57 | 厚木騒音訴訟

2014年04月13日(日)

サクラサイト被害全国連絡協議会

弁護士の城田です。

昨日は,広島で開催された‘サクラサイト被害全国連絡協議会’の会議に参加してきました。

‘サクラサイト被害’とは,メールの相手から「会って話がしたい」「悩みを聞いて欲しい」「遺産を受け取って欲しい」などと持ちかけられ,サイト内で何度も相手とメール交換させられているうちに,ポイント購入費用などと称して,次から次へと銀行送金したり,電子マネーやクレジットで決済させられてしまうという被害です。最近では,携帯電話の普及に伴い,高齢の方が,数百万,数千万などの被害に遭うケースも目立っています。

被害が目立ち始めた2010年頃は,明らかに詐欺だと思っても,果たして誰を訴えればいいのか,‘サクラ’は証明できるのか,弁護士が介入して被害を回復できるのか,皆が頭を抱えていました。

そこで,全国の消費者被害撲滅に取り組む弁護士達が立ち上がり,結成したのがこの協議会です。私は神奈川弁護団の事務局長を務めさせていただいてます。

全国会議の開催は年2回,毎回,事件解決の報告や手法,クレジットや電子マネーなど決済システムの現状や法的課題など,最先端の議論が飛び交います。

しかし,何より心強いのは,同じ志と同じ悩みを持つ弁護士達と思いを共有できること。日々の業務のモチベーションアップにもつながります。

さて今回,朝イチの新幹線に飛び乗り,広島駅から路面電車に乗って向かった先は平和記念公園のごく近く,袋町小学校併設の広島市まちづくり市民交流プラザ。同じ建物内に平和資料館も開設されていました。

昼食は東京,愛知の弁護団と一緒にお好み焼,夜は広島弁護団が用意してくれた居酒屋で懇親会。最終の新幹線で帰着。

日帰りのハードなスケジュールでしたが,知識とエネルギーが充填された充実の1日でした。

2014/04/13 11:39 | 消費者

2014年02月21日(金)

ブログを開設しました。

みなさんこんにちは!
この度、城田法律事務所ではブログを始めることとなりました。

地域を愛する法律事務所として、
さまざまな情報を発信していきたいと思いますので、
どうぞよろしくお願いいたします。

2014/02/21 11:31 | 未分類

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